膝痛の主な原因

膝痛の主な要因は大きく分けて

1. 靭帯や筋肉の組織が劣化したり、膝関節の軟骨が摩耗してすり減っていたり、膝の関節がずれたりすることによる変性からくる膝痛。

2. 若い頃に骨折や靭帯の損傷、半月板の損傷などによる、膝関節のバランスの崩れ。または、若い時にスポーツなどで膝を痛めたことが原因となって、年を重ねたのちに、あらわれる膝痛。

3. 激しいスポーツをしたり、重い荷物を運んだり、ハイヒールをよく履く人に多くみられる、日常的に膝関節を酷使することからくる膝痛。

4. 病気からくる膝痛もあります。例えば関節リウマチや痛風など。また腰の痛みから、体全体のバランスが崩れることにより、膝への負担が増したことによる膝痛。

また、膝痛になりやすいのは、50歳以上の女性が多く、男性にくらべ、4倍くらい多いとされています。はっきりとした原因はわかっていませんが、女性の方が筋力が弱かったり、ハイヒールを履くことによって、膝に大きな負担がかかるのも原因とされています。

また男女ともに、脚の筋力が衰えると、膝関節のバランスも悪くなり、よけい膝に負担がかかります。したがって、運動不足の人や、筋力が低下している人は、膝痛になりやすいです。また激しいスポーツをする人は、膝に相当の負担がかかるので、気を付ける必要があります。また膝には体重の4~8倍くらいの負荷かかかるため、体重の重い人はそれだけでも膝痛になりやすいです。