「腰痛になる主な原因」のページで、「以下のようなことが考えられます」ということを書きました。
(1) よくない生活習慣による腰痛
(2) 姿勢の悪さによる腰痛
(3) 運動不足による腰痛
(4) ストレスなどの精神的な影響による腰痛
腰痛改善対策としては、上記(1)〜(4)と反対のことをすればよいのです。
(1) よくない生活習慣をやめる
寄りかかったり、片方にばかり重心をかけたり、浅く椅子に腰かけたり、肘をついて前かがみになったり、横座りをしたりするなど、体の歪みを起こす生活習慣を見直しましょう。また長時間の運転やパソコン作業などが続く場合は、30分〜1時間くらいの間に1度、伸びをしたり、体を曲げたり伸ばしたりするなど、同じ姿勢を続けるのを避けましょう。
(2) 姿勢をよくする
無理して背筋を伸ばすことだけが正しい姿勢ではありません。頭の上から、糸でひっぱられているようなイメージで重心を意識して、中心軸がずれないようにします。目線をまっすぐ前にして、あごを軽く引く。肩の力を抜き、肘を落とす。お尻・腹筋を引き締め、ひざはまっすぐ伸ばす。足の親指の付け根に重心がくるようにします。後は正しい姿勢を維持するためにも、適度な運動をして筋力をつけることが大切です。
(3) 適度な運動をする
運動ができないくらいの痛みがある場合は、無理して運動はしない方がよいと思いますが、無理のない程度の簡単な散歩や体操・ストレッチなどはできると思います。体が慣れてきたら、徐々に運動量を増やしていくことで、筋肉や骨に刺激を与え、筋力の低下を防ぎ、血流をよくします。
(4) ストレスをなくすようにする
何か好きなことをしたり、リラックスできることをしたり、心が落ち着く場所に行くなど、気分転換することができ、ストレスを発散し、リラックスして過ごすことができる時間を持つことが大切だと思います。心がすっきりしてくると、体もすっきりしてきます。腰痛は、普段の生活習慣を見直すだけでも、腰痛になりにくくなってくると思います。
また、仕事で長く座っている時間が多い方の、普段の生活でできる簡単な腰痛対策の1つとして、「使用頻度の高いものを、高い場所に置いておく」ことです。高い場所にあるものを取ることで、腕や腰などを半強制的に動かし、日ごろ使わない筋肉にも刺激が入り、血流の悪化を防ぐことができますので、腰痛や肩こりの予防対策にもなります。
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